みかん

大脱走のみかんのレビュー・感想・評価

大脱走(1963年製作の映画)
3.8
第二次世界大戦下。ドイツ軍の捕虜となった連合軍の将兵たちが、脱出不可能とされる収容所からの集団脱走を計画。決行後のメンバーそれぞれが様々な運命を辿った群像劇で、実話に基づく名作ということで鑑賞。

テーマソングの『大脱走マーチ』は耳にしたことある名曲で、一気に親しみ湧きましたw

戦時中を舞台にした映画とはいえ、死屍累々の戦場シーンなどは無いので観やすかったです。

脱走計画のための情報収集に、物資や偽造身分証の調達、脱走後の服の仕立て、脱走用の地下トンネル掘り…。

収容所で捕らわれの身であっても、みんなの知恵や工夫を持ち寄って協力すれば不可能も可能になるんだと感心しました。

1人で、あるいは複数人で、自転車にバイクに汽車やカヌー、飛行機など色んなルートに分かれながら目指す国外脱出。

このピンチを脱走兵とバレずに切り抜けられるのか⁉︎という緊張感の中で、見捨てることは出来ない仲間へのアツい想いなど、その勇気や友情に深く考えさせられました。

捕虜の中でも一匹狼的なヒルツのバイクでの逃走がとてもカッコよく、名シーンと謳われる鉄条網越えのバイクジャンプのアクションは見事でした!

どんな結末でも、自分が選んだその道を後悔しない。

たとえ失敗しても、笑われても、何度でも立ち向かうという不屈の心。

脱走成功者何名、失敗して処刑何名っていうのはネタバレなので控えますが、成功した時は自分も一緒に嬉しくなってしまいましたw

男気溢れる色褪せない名作でした!


★第二次世界大戦下のドイツ。捕虜の脱走に頭を悩ますドイツ軍は、脱走不可能な北部第3捕虜収容所を作り、札つきの脱走常習者や連合軍空軍将校たちを運び込んだ。

しかし、捕虜たちは計250人の集団大脱走を計画。協力して準備を進めていくが、、。
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