初鑑賞は中学生の時。まだ映画鑑賞歴も浅い頃でしたが、この映画の面白さに夢中になったのを今でも覚えています。今大型連休中なので、久しぶりにじっくりと鑑賞しました。
第二次世界大戦下の連合軍捕虜収容所にて、実際に起こった前代未聞の大規模な脱獄。
それを3時間に及ぶ長さながらも、一切飽きさせない物語の構成の巧さに唸らされます。
そして当時の豪華キャストが目白押し。誰にも大きな見せ所があり、中でもスティーヴ・マックィーンの圧倒的なスターらしさには改めて憧れを抱きました。
ただ脱走を行うだけでなく、そこに至るまでの過程をじっくり時間をかけて、丁寧に描くのも実話ならではの説得力がありますし、脱走後の逃走経路もそれぞれ過不足なく描写されています。
敵だらけの中バイクで疾走し、大ジャンプを繰り広げる迫力のアクションに、見つかるか見つからないかのハラハラさせられる緊張感。
言うまでもない有名なあのテーマ曲も聴く度に高揚感がありますし、ラストシーンもニヤリとさせられます。
その全ての要素が最高のエンターテイメントを生み出しているのを、この作品を見る度に感じますね。何度見ても色褪せない名作と呼ばれるには、やっぱりそれ相応の大きな理由があります。
