空海花

大脱走の空海花のレビュー・感想・評価

大脱走(1963年製作の映画)
5.0
名作中の名作。
初見は小学校低学年くらい?訳のわからないままTV放映に釘付け(笑)

自由を求める姿とは、こうも格好良く、かくも無様で、どうにも人間らしく、とにかく素晴らしい。美しさはビジュアルではない。清らかさでも、ない。

スティーヴ・マックィーンとバイクがもう格好良すぎて、私の中では映画俳優といえばまずマックィーンなのだ。幼少時の記憶っておそろしい。

不屈の男を演じてこの人の右に出る俳優は見たことがない。

「ワンハリ」から「大脱走」を観る若者が増えて、なんだか嬉しい。

昔は観たい映画は何時間でも観ていたかった。3時間は今なら意気込まないと観られないが、この映画は全く長いなんて感じなかったし、それは今でも同じ。

あとドイツが絡んでくる映画をなぜか懐かしいような不思議な気持ちで観てしまうのもここにあるんだろうなと思っている。

昔は良かったなんて言いたくないが、こういう映画を子供の時にTVで偶然観てしまう辺りに関しては、特権だったのかもしれない。

何か私の基準となる映画だ。大好きだ。
空海花

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