あー、もう大好きだ(T_T)。
でも、男性向けでは無いかなー。
そうだな…映画の抑揚としては「フランシス・ハ」に似ているかも。
さりげない会話…でも取り立て面白いワケでは無い会話や…
凄い出来事が起こるワケでは無く淡々と映画は進んでゆきます。
この映画の主人公ポピー(サリーホーキンズ)のことを好きになれるかなれないかで、この映画の評価は大きく変わると思います。
ポピーはいつもいつも笑顔でいるんけれど
最初はヘラヘラヘラヘラ笑ってばかりのポピーにイラっとさせられるんですよ。
でもね、ポピーの笑顔は幸せそうじゃない人を見て、幸せにさせてあげたい…という笑顔だということに、映画を観ているうちに分かって来るんですよ(T_T)。
それが映画冒頭の本屋さんのシーンに繋がって来るんだなー。
30歳で小学校1年生の先生。
仕事の時のポピーは顔つきが違う。
いつもはヘラヘラ笑いのポピーちゃんだけれど、
子供たちの前ではきちんと教師の顔になり、生徒の子供にもきちんと真摯に向き合う。
そして、愚痴や人の悪口は決して言わない。
「あの人面白かったねー。」とか、話すシーンはあるのだけれど、それは悪口じゃくて、楽しんでいるってこと。
本屋さんに立ち寄ったすきに、乗って来た自転車を盗まれてしまうのだけれど、
「ファッキン！！」とか「ボーシィット！！」とか言わないの。
「自転車ちゃんにきちんとサヨナラ言えなかった。」
ってポピーは言うんですよー(>_<！！
自転車無くなっちゃったから、自動車免許でも取ろうかな…。
ってことで毎週日曜日に教習授業を受けることにする。
イギリスでは教習所では無く、街中で実践授業なのねー。
運転教習の講師がエディマーサン(フィルス、ワールズエンズ、おみおくりの作法等々)演じるフランク。
エディマーサンはこの映画では威圧的な役だけれど、やはり非モテ男なんだなーぁ(T_T)。
そして、孤独に生きて来てるのが分かる痛々しさ。
常識的で至極真っ当なフランクに運転を教わっているポピーが、かなりのふざけっぷりで、おいおい、車は凶器だよー。
真面目にしないか！！ポピー！！イライライライラ(-_-)…
ヒールのブーツは危ないから履いて来てはダメってフランクから言われているのに、毎回履いて来ちゃうポピー。
このブーツのほうが慣れてるからー。って。
週に一度しかポピーとフランクは顔を合わせ無いから
フランクから見たら、またコイツ、ふざけた女だぜ！！イライラ…ってなるんだけれど
ポピーにとっては、きちんと1週間を1週間なりに色々とあって来ている。
そのポピーの姿を知らないから、勘違いさせちゃうのね…(T_T)。
夜中の危ない裏道に入ってしまい、怖い想いをしてるであろうポピーだけれど、ホームレスの男性を放っておけなくて優しくしてしまう…。
妹が妊娠結婚して、新居お祝いパーティーに招かれて
妹に聞かれるのよ。
「おねーちゃん、幸せなの？彼氏もいないじゃん！！30歳になってどうするのー？35歳で高齢出産なんだよ！！」
って。
ポピーは答える
「え？幸せよ？なんで？仕事は好きだし、大好きな親友もいるし。”それにツラいことだって人生の一部だもの。”」
このセリフに涙止まらなかった(T_T)。
ポピーは本当に人に優しい。
本当に人に優しく出来る人はポジティブなんだね☺️。
親友でルームメイトのゾーイ。
同じ小学校の先生で高学年担当。
とてもクールな女性なの。
いつもポピーを見守ってる感じ。
こんなクールな親友欲しいなー(>_<！！
2人で公園の池でボートを漕ぐシーンがお気に入り☆
その他、ロンドンの街並み♪❤︎
家の前にズラッと駐車している車の数々。素敵！！☆
遠くから引いて撮ったロンドンの景色。
親友のゾーイが運転する黄色い車。
ポピーが初デートでカレと行った、こじんまりとしたレストランのテーブル一つ一つに赤いガーベラの一輪挿しが置いてあるところ。
初めてお泊まりした朝にカレの部屋から眺めたロンドンの景色。
そういうのも愛おしい。
ポピーの古着だらけのファッションも可愛かったなー。
ポピーはそんなに美人じゃなたいところ。
でもいつも笑顔だから、ほうれい線も目の皺もたくさん☆
そこも愛おしい。
観ていて、段々とポピーに惹かれていく自分。
とても良い映画でした。
映画で人生色々教えられることってありますよね？☆
追記
ポピーが見せた耳の横の指クロス、
エディレッドメインが来日した時に「ハッピーな時、イギリス人はこうやって耳の横で指クロスするんだよ。」
って言ってて、
ポピーもやってて嬉しかった！！☆
”Have a good day!”
ってポピーが良くその言葉を人に掛けてあげていたのも印象的☺️❤︎☆
いつも長文ですが最後まで読んで下さってありがとうございます(^_^☆♪
