このレビューはネタバレを含みます
キャスター・トロイがショーン・アーチャーの顔を得たのをいいことに、FBIや家庭で幅を利かせる様が人間的でなく、悪いことをしているような嫌な気持ちになる。
手術のシーンを見ていると、ややグロテスクであるし現実には実現不可能だろうと思う。
意外性がそうあるわけではないが、脚本自体はよくできていて、嫌な気持ちと相まって緊張感が流れながらダレることなく、映画の世界に浸りっぱなしになれる。
ジェイミーがトロイの太ももを刺すシーンは気持ち良い。
最後、元の顔に戻ってバラバラだった家族がひとつになるラストは、一気に泣かされた。
ストーリーもさることながら、アクションもしっかりしている。