FBI捜査官のアーチャー（ジョン・トラボルタ）は、息子を殺したテロリストのトロイ（ニコラス・ケイジ）を6年間追い続け、激しい戦いの末に植物人間状態となったトロイを逮捕する。
だが、彼が仕掛けた時限爆弾の場所が分からない！
そこでアーチャーに与えられた任務は、外科手術でトロイの顔の皮を移植し、彼に成りすまして、獄中の彼の仲間から爆弾の在り処を聞き出す事だった。
しかし任務途中で本物のトロイは覚醒する。彼は医者を脅して、反対にアーチャーの顔を移植する！
アーチャー（ニコラス）「これってもしかして…」
トロイ（トラボルタ）「私達…」
二人「「入れ替わってる～～～～～～！？」」
スローモーション、二丁拳銃で斜面滑りながら連射、教会で白い鳩、メキシカン・スタンドオフと、ジョン・ウー節が炸裂！
激しいアクションバトルもさる事ながら、主演二人の役が入れ替わる設定で、名優同士の演技バトルも楽しめる！
入れ替わった二人が鏡を挟んで、それぞれ映った鏡像にメキシカン・スタンドオフ！のシーンとか、演出も神がかってる。
ジョン・ウーの最高傑作は人それぞれだろーけど、攻守最強の一番バランスのいい作品はこれなんじゃないかなぁ。
まぁ、そもそも外科手術で顔を入れ替えるって設定がかなり無理あるけれど、そこは映画だから！フィクションだから！
やっぱり悪役トロイのキャラクターがイイ！
人たらしで女たらし、だけど心の中は誰も信用していないサイコパス、そしてバットマンのジョーカーみたいに、軽口と冗句を忘れないお調子者。
二人の名優もギラギラしながら演じてるのが、見てて楽しい。
アクション映画クライマックスにはありがちな、モーターボートのチェイスシーンって、個人的にはそんなに好きじゃなかったけど、この映画は別。
「M:I2」のバイク対決も良かったし、乗り物バトルを撮るのも上手いよね、ジョン・ウー先生は。
