たけちゃん

フェイス/オフのたけちゃんのレビュー・感想・評価

フェイス/オフ(1997年製作の映画)
4.5
君が歌うと、くだらん"ヘンデル"も天才に思える!


ジョン・ウー監督 1997年製作
主演ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日は8月10日ですね。日付変わっちゃった……。
8月10日には「何の日」がいっぱいあるんです。


まずは「帽子の日」、「8(ハッ)10(ト)」からね。「帽子の日」と言われたら、「アリス・イン・ワンダーランド」を観るかなぁ。ハッター大好きですからね( ˘ ˘ )ウンウン

次に「宿の日」。全旅連の青年部が「8(ヤ)10(ド)」の語呂合わせから制定しました。「宿の日」に観るとなると、何観るかなぁ。ケイト・ベッキンセイルが出る「モーテル」とか、アニメでもうすぐ新作の来る「モンスターホテル」でもいいな。

「焼き鳥の日」なんてのもありましたよ。
「8(ヤキ)10(トリ)」にちなんで、全国やきとり連絡協議会が実施しています。色んな会があるね( ¯−¯ )フッ
さすがに焼き鳥の映画は思い出せん(;´∀`)


そして、「ハトの日」です。「8(ハ)10(ト)」ですね。特に設立に動いた団体はありません(笑)
ほんとに語呂合わせだけの日なんだなぁ!

ハトの映画と言って思い出すのは、ジョン・ウー。
そのジョン・ウーがハリウッドに渡って撮った彼の最高傑作とも言えるのが、本作「フェイス/オフ」。これは本当に面白いです( •̀ω•́ )و✧


覚えてます?
ジョン・ウー・マナー\(^o^)/

1. まずは、ハトです。平和の象徴としての白い鳩ですが、ジョン・ウー監督の場合、鳩が飛んだらバトル開始です( •̀ω•́ )و✧オボエテオイテネ

2. 次は教会。M:i2ではそんなに強調されませんでしたが、バイオレンスとは似合わない神の館、教会。そこで銃撃戦が繰り広げられるのです。罰当たり?いえいえ。それはジョン・ウー作品では必須なんです。元々、暴力が好きではないジョン・ウー監督。鳩を出すのも同じ理由ですが、残酷さを強調することで、平和の大切さ、尊さを描いているんです。

3. そして、二丁拳銃。ジョン・ウー監督の主人公は、みな、二丁拳銃を扱います。今作ではニコラス・ケイジが扮するギャングのキャスター・トロイが黄金の二丁拳銃を持っていましたね。そして、二丁構えての横っ飛び!これがサイコー(^-^)

4. さらに、メキシカン・スタンドオフ。これは武器を持ったまま互いに向き合うシーンです。顔、特に目をアップにして、くるくると演出されます。西部劇のスタイルに倣っているのですが、今作では、ついに5人くらいで向き合ってました(笑)

5. 最後に、スローモーション。サム・ペキンパーの影響を受けていると言われていますが、アクションのピークがスローモーションで描かれ、よりスピード感を演出していました。M:i2ではこれでもかと使われていましたね。


また、ジョン・ウーは自他共に認めるアクション監督ですが、今作のアクションも素晴らしいです。オープニングの空港シーンからラストの港でのバトルまで、凄まじいアクションの連続でした。
お気に入りは、キャスターの昔の仲間のアジトに攻め込むシーンで、子供にヘッドホンをかけて、「OverTheRainbow」が流れる中で行われた銃撃戦は、非常に印象深いものでしたね!


加えて、ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジの演技合戦が素晴らしいんです。顔を取り替え、別人になりすますという設定が荒唐無稽ですが、善人の時と悪人の時がしっかりと演じわけられていて、もう、それにしか見えない!
これ、演じてる2人も楽しかっただろうなぁ( ˘ ˘ )ウンウン
悪役の時の嬉々とした演技がたまらないよね(^-^)


ニコラス・ケイジは、神父に扮して聖歌隊と絡むシーンがサイコーです。あそこのサイコっぷりに惚れ惚れします(⃔ •̀ᵕ•́ )⃕↝
ジョン・トラボルタは、キャスターに顔を取られたことを逆手にとって、ショーンになりすまして刑務所に来るシーンは「えーっ」ってなって、酷すぎるって思うよね。彼のキャリアの中でもベストの悪役演技と言えそうです!

めっちゃおすすめのアクション映画。
夏休みにもピッタリよ\(^o^)/