haramouth

評決のときのharamouthのレビュー・感想・評価

評決のとき(1996年製作の映画)
3.5
〈黒人による白人への犯罪〉の裁判に挑む弁護士の目線を通して、正義とは、真実とは、平等とは、、、多くの問いを投げかける作品。

30年近く前の作品ながら、問題の本質は解決が見えなくてやるせない気持ち。
「あんたは俺のことを人間として見る前に黒人として見てる」…誰もが知らぬ間に抱いている偏見を暴き出すセリフの力に気圧される。

とにかくキャスティングが盤石すぎ。
若手熱血弁護士なマシューマコノヒーは流石にハンサムすぎるし、背水の陣なのに絶対媚びない被告のサミュエルLジャクソンの説得力。ドナルドサザーランドのどっしりとした安心感。
政治的なことしか頭にない陰険検事のケヴィンスペイシー、本当に最高。ケヴィンスペイシー最高。もっと法廷バトル見たかったねぇ。


ピチピチピカピカの女子大生なサンドラブロックとベッドに腰掛けて何も起こらないわけがないのに、絶対浮気しないマンを貫くマシューマコノヒーの役柄、、マコノヒーのヤリチンブランドに傷がつかないかと要らぬ心配してしまうほどよ。
haramouth

haramouth