このレビューはネタバレを含みます
2時間半を感じさせない。
引き込まれてあっという間だった。
アジアの極東の島国で
のんきに生まれ育った自分が
いかに無知であり
それが恥ずべきことであるか
思い知らされる。
結末にはさすがに驚いた。
無罪か死刑かしかないの?笑
精神異常の主張が通らなくなり、
さあどうするのかと思っていたら
最後はハートに響けお涙頂戴戦法…
そんな馬鹿な!笑
でも、黒人である親友を助ける為に、
白人の心に訴えかける、という皮肉は
なんとも言えない後味を生む。
とんでもない息子を野放しにしておいて
被害者面の相手側の母親に1番イラつく。
こんな重厚な映画に
クソみたいな感想申し上げると、
若かりしマシュー・マコノヒーが
もうホントにカッコよくてカッコよくて
眼福。
くたびれたスーツの着こなしもメガネも
最高の高。
そしてそれを上回る
ドナルド・サザーランドの
イケおじさま具合。
息子のキーファー・サザーランドが
マジでクソみたいな小物役やってるのも
面白い。
ただ、
主人公の奥様、
俳優に疎いので本当に申し訳ないんだけど、
この重いテーマの作品に於いて、
なんかめちゃくちゃ浮いてて気になった。
異様にツヤツヤぷりぷりしてて、
露出も高いし、
日本の戦争映画に
いつものテイストの深キョンが配役されてる、
みたいなとんでもない違和感。笑
女優さんが悪いんじゃないんです、
キャスティングです、悪しからず…