mikoyan358

評決のときのmikoyan358のレビュー・感想・評価

評決のとき(1996年製作の映画)
3.5
2009/4/24鑑賞(鑑賞メーターより転載)
黒人少女のレイプと、それを許せなかった父親の殺人。白人が黒人を弁護し、周囲には憎悪が渦巻く。非常に重いテーマ、かつあまりにその描写がストレートで観ていて辛い気持ちばかりだった。心神耗弱で無罪主張、と言う点は現実にありそうと感じつつもストーリー展開として違和感を覚えたが、ラスト近くの最終弁論での一節はそれらを吹き飛ばすほどの迫力と現実感があった。そのシーンでは自分も製作者の狙いと同じ想像をしてしまっただけに...マシュー・マコノヒー、サミュエル・L・ジャクソンの原作意図を良く理解した熱演が印象に残る。
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