カピバラの娘

評決のときのカピバラの娘のレビュー・感想・評価

評決のとき(1996年製作の映画)
3.7
小さな女の子が、買い物を抱えて家路を急いでいた。
突然トラックが追ってきて、2人の男が飛び降り
彼女を畑に引きずり込み、縛り上げ、服を剥ぎ取って押し倒した。

1人が終わると次―。
乱暴に突き上げ彼女を犯した。
酒臭い息と汗の匂い。

男たちは彼女を標的にビールの入った缶を投げ始めた。
小便もかけた。

レイプされ、殴られ、傷だらけ。
男たちの小便と精液にまみれ、血にまみれて死を待つ少女。

想像してください。

貴方は、一体その少女が”誰”なら、”どういう子”なら
親身になることが、
心から、その子の親の気持ちになることができますか?

評決のとき、英語タイトルは「A Time to Kill」



この作品は「ザ・ファーム/法律事務所」 (トム・クルーズ)「ペリカン文書」(ジュリア・ロバーツ/デンゼル・ワシントン)「依頼人」で有名なジョン・グリシャム原作の法廷サスペンス映画です。


マシュー・マコノヒー、サミュエル・L・ジャクソン、ケヴィン・スペイシー、サンドラ・ブロック、ドナルド・サザーランド、キーファー・サザーランド....この作品以降、世界的にその名が知られていく有名俳優人ばかり。

サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの共演ですが、交渉人ではケヴィン・スペイシーの演技が際立っていましたが、この映画では彼よりもサミュエル・L・ジャクソンの存在感が優っている印象を受けます。この映画におけるサミュエル・L・ジャクソンの役作りは凄いの一言。交渉人よりたった2年前の作品になりますが、彼は別人です。


マシュー・マコノヒーは、同じ弁護士役なら「リンカーン弁護士」の方が格段上です。また、この映画は面白いのでオススメです。