Omizu

クロノスのOmizuのレビュー・感想・評価

クロノス(1992年製作の映画)
3.5
『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロの長編デビュー作。

クロノスの内部のこだわりよう、異形なものへの愛は後々の作品へと確かに通じるものがある。ラストの終わり方は『パンズ・ラビリンス』にすごく似ている。

体が変質する恐怖、それでも家族への愛は持ち続ける様子には感動したし、メキシコのテキトーすぎる仕事っぷりやロン・パールマンが騙されまくるのには笑った。

非常によくできたダークファンタジーなんだけど、あの工場に住むお爺さんがそこまでこだわる理由とか、ロン・パールマンが殺そうとする理由とかがよく分からなかった。ロン・パールマンは父親に言われてたから殺そうとしてたわけで、父親が死んだし、むしろそれを喜んでるくらいなんだから殺さなくても別によくない?
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