一人旅

黄色い星の子供たちの一人旅のレビュー・感想・評価

黄色い星の子供たち(2010年製作の映画)
5.0
黄色い星とはユダヤを象徴するダビデの星のこと。そのマークを付けられた外国籍のユダヤ人約13000人がパリで一斉検挙されたヴェル・ディヴ事件。この作品に出会うまで知らなかった事実。このような悲しく、人間として間違った行為を国を挙げて行えてしまう人間が怖いと思った。ユダヤ教を信じるユダヤ人だから、無国籍だから、という理由だけで集めて、殺す。女も子どもも。普段は理性が人間の悪の部分を抑える役目を果たしているけど、戦争によって無秩序な状態に陥ると人間の悪の部分が蔓延ってしまう。それでも唯一救いなのは、あの日ユダヤ人を救おうとしたパリ市民が数多く存在していたことだ。
一人旅

一人旅