序盤の場面切り替えの早さに戸惑い、登場人物をしっかり把握しきれずに入り込めなかったが、一斉検挙が始まったあたりからは緊迫感もあり、物語に没入できた。
メラニー・ロランは秀逸だったが、ジャン・レノのムダ使いだった気も…。そこまで重要ではない人物にあれだけ存在感のある俳優を起用してしまうと、観客に「彼が鍵を握るのか」と変な勘ぐりをさせてしまうので、もう少しあっさりした俳優のほうがよかったかも。
収容所でのダンスのシーンは美しかったなあ。『レインマン』といい、『レナードの朝』といい、洋画は劇中のダンスの使い方が上手かも。邦画ではあまり記憶にない気がする。
そして、相変わらず邦題の付け方がダサい。