タイトー

黄色い星の子供たちのタイトーのレビュー・感想・評価

黄色い星の子供たち(2010年製作の映画)
5.0
レンタルを探し求めてようやく見つけた作品。黄色い星、ということで第二次世界大戦時のフランスに暮らすユダヤ人の話。
『サラの鍵』でもある競技場に収容され、2、3日程度糞尿にまみれながらも子供は無邪気に生活したりする。

フランスが隠蔽しようとした事件を題材としている。1万人以上にも及ぶユダヤ人迫害を、主人公のアネットという赤十字の看護師、そしてユダヤ人家族や子供たちの視点で描いている。

感想としてはなによりも観やすかった。
フランス映画はどうにも合わないことが多いのだけれど、思わず悲しみに涙したり、ユダヤ人の彼らに生き残ってほしいと心から願った。気がつくと夢中になっていた。
子供ならではの無邪気さ、たとえば大人たちがいずれ待ち受ける死に暗い顔を見せても、子供はユダヤ人と憲兵の役などをして遊んだりしている。
子供の可愛さにものすごく癒された。
本当に良かった。遠目の店でレンタルしたから郵送返却するけれど、その甲斐ある。

作品としては実話ベースにしても映画らしい、綺麗なシーンが多かったけれど、起こっていることは散々なもの。
本当に観られてよかった。ありがとう。
タイトー

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