評判が良さそうでいつか観たいと思っていましたが、ジム・キャリーの変顔や、はっちゃけ振りもちょこちょこ観られる、肩の力が入らずに楽しめる作品でした。
主人公のカールは、何でも断り続ける人付き合いをしていた割に、友人や上司に疎まれる事もなく、ちょくちょく親しげに接して貰いながら過ごせて居たってことなので、元々のキャラクターは人から愛されるキャラ設定なのだろうけど、なんで“No Man”になってしまっていたのかが謎ですね。
娯楽映画なので、そこは突っ込まなくて良いのかもですが…。
イエスマンになり続けると幸運がやってくるっていう設定も、分かりやすいコメディ映画として楽しめます。
アリソン役のズーイー・デシャネルさんは、魅力的な女性を演じていました。
それにしても、あの怪しげセミナーが新興宗教っぽくてね。欧米にもあの手の怪しげなセミナーって多いんでしょうか…。
引くどころか、ハマる主人公にもオイオイですが、まぁ、それがストーリーの娯楽映画なのだから、気にしても仕方ないと言うことで…。
主役カールの友人、ピーターが、若い時のブラッドリー・クーパーで、随分若くて驚きました。
グリフィス天文台が出て来て、ララランドを思い出しました。
2008年末にアメリカで公開されたということは、2021年現在からすると12年前。携帯電話の小ささもわぁ!ってなります。2007年にiPhoneが登場した直後なので、まだガラケーとかPHSが殆どの世界って不思議に見えてしまう時の流れの速さよ…。
まだDVDレンタルショップが主流で、クラブみたいな場所で日本のゲームか何かの音楽が流れていたり、ちょっと前で古くなったカルチャーを見る事が出来て、随分変わったなぁと感じ入りました。