水無月右京

イエスマン “YES”は人生のパスワードの水無月右京のレビュー・感想・評価

4.5
イエスマンと聞くと、上にへーこらするイメージで印象が悪く、本作ずっとパスしていました。食わず嫌いって奴ですね。見終わって思ったこと。もっと早く見ればよかった!(小並でサーセンw)本作ざっくりまとめると、"イエス!は機会を受け入れるキーワード。可能性をつかみ取れ!"という映画で、こちら実践された方の話に基づいて作られた作品だそうです。ストーリーはシンプル。見終わると元気が貰え、前向き人生いっちょやったるか!と思える素晴らしい作品でした。

離婚したことをきっかけにネガ男になってしまった主人公。趣味はDVD鑑賞で、極力他人と関わろうとしない引きこもり人生まっしぐら。表情もちょっと暗めです。仕事・プライベート問わず"ノー"、"だめだ"、"その日は都合悪いんだよね"といった具合に、殆ど"ノー"で返す生活を送っています。否定はある意味便利ワードで、否定さえしていれば新たな失敗を犯すことはありませんが、発展性(変化=機会)がないとも言えます。そんな"ノーマン"人生を歩んでいる主人公、その無関心ぶりさがたたってしまい、親友の婚約パーティーへの出席をすっぽかしてしまいます。親友から"生き方を変えない限りお前はひとりぼっちになるぞ"と言われ、自身の人生を変えるため旧友が推奨するセミナーに参加、"何に対してもイエスと答える"誓いを立てるところからストーリーが始まります。

半信半疑で"イエス"対応を始める主人公。すると、恋人と出会い仕事も順調に実績を積み上げていき、公私ともに好転し始めます。冒頭の暗い表情はどこへやら。徐々に表情が生き生きと明るくなっていくさまは、ジムキャリーならでは!って感じでしたね。

当初、何に対しても"イエス"と言えば良いのか!と思っていた(なんとも軽薄な)彼でしたが、今度は逆に"イエス"が彼の恋を邪魔します。

付き合い始めた恋人から"一緒に暮らしたい"という提案を受けたとき、ちょっぴり間を置いて"イエス"と答え、女性特有のアンテナから"あれ?ちょっとおかしいぞ?"と思われてしまいます。彼は、ちょっと早すぎやしないか?と迷ったから間が空いてしまったんですね。その後、ひょんなことから彼女は、主人公の発する"イエス"がセミナーによるものであることを知り、彼女の提案に対する彼の"イエス"が本心かどうかわからない・・・ということで傷つき、怒り、彼に別れを告げてしまいます。

そこで主人公は、"イエスの誓い"を撤回したいとセミナー講師に申し入れます。すると講師は、"自分の気持ちに嘘をつかずに生きることが大切"なのであり、それが"イエスの誓い"なのだと彼に伝えるんですね。

彼女に好意を寄せている彼は、彼女に謝りに行きます。そして、かつての自分がどういう人間で、なぜセミナーに参加したのか打ち明けるとともに、心の底から君と人生を分かち合いたいといいます。(じーんと来るものがありました。詳細は本作にて)

"ノーマン"だと失敗しませんが、生み出すものもありません。変化や機会を生むためにも"イエスマン"となり、可能性をつかみ取りに行くことで人生を謳歌できる!というのが本作のメッセージですね。コメディータッチでテンポの良い作品ですが、本作の持つ前向きなメッセージはいろんな方々の心に響くものがあると思います。

本作をまだ見たことのない方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。オススメしますよ♪