ぶみ

イエスマン “YES”は人生のパスワードのぶみのレビュー・感想・評価

3.0
ダニー・ウォレスが実体験を基に上梓した『Yes Man』を、ペイトン・リード監督、ジム・キャリー主演により映像化したコメディ。
全てにおいて後ろ向きだった主人公が、「イエス」を連発することで人生が変わっていく様を描く。
キャリーは安定したコメディアン振りを発揮するも、私的には笑いのツボが違うせいか、今ひとつ笑うことができず。
また、物語の序盤、セミナーに参加したことでイエスマンに変貌していく過程が理解できなかったせいか、全体的にのめり込めなかったというのが、正直な感想。
展開はよく纏まっており、イエスだけを言うことの弊害もきちんと描き切っていて、単なる自己啓発に留まっていないのは好印象。
イエスしか言わない主人公を見越して、無理難題を要求する友人をブラッドリー・クーパー、本作品のヒロインで、自由に生きるバンドマンをズーイー・デシャネルが好演。
同じイエスでも、「イエスでいい」ではなく、できるならば「イエスがいい」と心から思うことの大切さを教えてくれるとともに、イエスと同様、信念を持ったノーを言える人間でありたいと思わせてくれる一作。

人生は見学できない。