キミシマユウキ

第七天国のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

第七天国(1927年製作の映画)
3.8
姉に虐げられ下ばかり見ていたディアーヌは前向きな下水道清掃者のチコと出会い彼の明るい人間性に惹かれていくが………

第1回アカデミー監督賞受賞作品。
『アンダーザシルバーレイク』で重要なメタファーされてると聞いたのでTSUTAYAプレミアム無料期間中にレンタル。


「僕は上ばかり見てる、
だから出来るやつなんだ」


予想以上にとっても王道なラブストーリー!捻りなどない!
下ばかり向いていたヒロイン、
上ばかり見ようとする主人公
2人が出会って運命が変わっていくのです。
白黒映画でサイレントだと無駄なセリフが廃されるからか、ロマンチック度が倍増くらいに感じるのは自分だけだろうか?
二人の会話それぞれがかっこよくて愛おしい。
戦争が題材になってるあたりも時代をかんじます。
ただ戦闘シーンもうちょい削っても良いかな?若干プロパガンダの臭いが……(笑)

キャストはもちろん知りません!
ただ、このヒロイン役を務めたジャネットゲイナーが『アンダーザシルバーレイク』に関係してくるとか?

まあ名作には違いないです。
ラストシーンはベタだけど感動しない人はいないのでは!?

「愛してるとも言ってくれないで…」

ラブストーリー好き、昔の名作を見たい方、そしてアンダーザシルバーレイクをもっと紐解きたい方にはオススメの作品。