なるみん

テルマエ・ロマエのなるみんのネタバレレビュー・内容・結末

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ルシウスが日本の風呂技術をローマに持ち帰る前半のくだりは(意外に)面白かった。

顔の濃い俳優がローマ人を演じるという悪ふざけみたいなキャスティングだが、割り切って観れば(意外と)違和感無く受け入れられる。中でも阿部ちゃんの存在感は素晴らしい。原作を読んだ事があっても結構笑えた。

ところが後半の映画オリジナル展開に入った途端につまらなくなる。
感動的に持ってこうとする意図がミエミエだし、上戸彩の実家の旅館がつぶれそうな話は回収せず。竹内力たちは古代ローマに飛ばされたら「オンドルが~」とか言ってるだけ。

前半とは逆で日本の風呂にローマ文明を取り入れていくことで旅館を救済する・・・のが自然な流れだと思うのだがそれも無し。

そんな訳で話をまとめるために作り出された上戸彩演ずるキャラクターが一番のノイズになってしまっていました。
可愛いんだけどね。
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