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テルマエ・ロマエのkazu1961のレビュー・感想・評価

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)
3.6
▪️Title :「テルマエ・ロマエ」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2012/04/28
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-234 再鑑賞
▪️My Review
当時、原作漫画も読んで、そして映画に臨み、その世界観のブレがないのにびっくりした記憶があります。
漫画とは違ったオリジナルストーリーの部分も多くあり、何も考えずに楽しめる作品で、いい意味でくだらないような笑いがあってとてもシュールなコメディー映画だったなと思います。そのオリジナルの脚本がとてもしっかりと練られて、日本の銭湯・温泉文化を改めて見てそれを解説してくれるスッと入ってくるセリフが面白く、構成としても不思議と飽きさせないで引き込まれるような面白い脚本だったと思います。
そして何よりもシュールなのは、主演の阿部寛をはじめ、主要な登場人物である古代ローマ人を日本屈指の「濃い顔」俳優たちが演じたことですね。
当時の阿部寛のインタビューでも語ってたのが以下の内容です(笑)→「あえて濃い顔の日本人俳優でやるから面白い」というプロデューサーの思い付きからキャスティングされた阿部寛、北村一輝ら出演者たちは「お前の顔の方が濃いよ」「お前に言われたくないよ」などと言い合っていたらしく、それを聞いていた上戸彩は心の中で「みんな濃いよ」と思っていたという。また、撮影地であるイタリアで上映試写会があった際、観客たちの感想の中には「古代ローマ人でもこんなに顔の濃い奴はいない」と賛辞を送る声もあった。。
なんとも面白いキャスティングです!!
さらに古代ローマのセットは素晴らしいですね。
何も考えずに観る作品としては十分に楽しめる作品ですよね!!

▪️Overview
「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞したヤマザキマリの同名コミックを阿部寛主演で実写映画化。古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウスが現代日本にタイムスリップし、日本の風呂文化を学んでいく姿を描くコメディドラマ。生真面目な性格で古き良きローマの風呂文化を重んじる浴場設計師のルシウスは、ふとしたきっかけで現代日本にタイムスリップ。そこで出会った漫画家志望の真実ら「平たい顔族(=日本人)」の洗練された風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマに戻りそのアイデアを用いた斬新な浴場作りで話題となったルシウスは、時の皇帝ハドリアヌスからも絶大な信頼を寄せられるようになるのだが……。映画オリジナルのヒロイン・真実を上戸彩が演じる。監督は「のだめカンタービレ」の武内英樹。興行収入59.8億円で2012年第2位の大ヒットを記録。阿部寛が第36回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。
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