YasuhitoArai

バリエラのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

バリエラ(1966年製作の映画)
3.6
イエジー・スコリモフスキ監督作品。
医学生である主人公は、皆で貯めたお金をゲームで勝ち取り、結婚すると言って学生寮を飛び出すが・・・という話。

スコリモフスキが他監督の頓挫作品を引き継ぎ、1週間で撮った作品。実験映画みたいで、演出重視。変な映画という印象。

オープニングクレジットのシーンから何だこれという印象。やってるゲームが危険で怖い。たばこを中心に爆発が多い。回りを鏡で囲ってその中を人々が走っていくのを映していくシーンや、人物の上を路面電車が走るシーン、スキージャンプ台からトランクにまたがり滑り落ちていくシーン等奇抜なシーンが多い。
画面内にいる人の密集度がすごい。そしてみんな紙で作った帽子を被っている。

ポーランドでの抑圧や、世代の断絶が描かれる。内容が難解。
YasuhitoArai

YasuhitoArai