おらんだ

ジェヴォーダンの獣のおらんだのレビュー・感想・評価

ジェヴォーダンの獣(2001年製作の映画)
3.7
18世紀フランス。ジェヴォーダン地方で100人以上もの人間が謎の獣に襲われ、惨殺される事件がおこる。王の命令で派遣された自然科学者のフロンサックは、アメリカ先住民のマニと共に事件の調査に当たる。獣の正体を突き止めようとする二人だったが、惨劇は続いていく。

フランスで実際に起こった事件をベースにしたサスペンスアクション映画。獣の正体は果たして何なのか。フロンサックとマニは獣を倒す事ができるのか。

知るきっかけとなったのは漫画の「武装錬金」。この映画に登場するコートがあるキャラクターのデザインの原型になったと聞き、観てみたくなった。始まって冒頭5分で納得。シルバースキンそのもの。戦う姿がキャプテンブラボーにしか見えない。その後も色々とモチーフになった物が出てきて盛大に影響を受けている事が感じられた。

見所の一つは色彩。景色の美しさに加えて、衣服等の鮮やかさも画面に非常に映える。普通の場面にも明るさが出るし、アクションも派手に見える。流石おフランスの映画。

二つ目は武器。巨大なボウガン、鍵爪、扇型のナイフ、双剣、ハンドアックス。そして何と言っても「ガリアンソード」(余談だが、ガリアンソードのwikiの充実振りは異常だ)。「ガリアンソード」でわからない方は「蛇尾丸」ならわかるかな?兎に角、個性的な武器が活躍するので観ていて楽しい。

獣が本格的に活躍し始めるまでの最初の方が少し冗長だけど、後半のアクションは凄く面白いのでちょっと我慢してみてください。
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