「ソウ3」
本作は前作のR15指定からR18指定になった続編で、ダーレン・リン・バウズマンとワネルのコンビが続投して作られたものであり、この度久々にDVDで鑑賞した。息子を失った男を軸にした物語で、サイコスリラーへと変貌している。この作品から圧倒的な残虐な場面がオンパレードのように現れ、本領発揮と言うところだろう。ただ、ミステリー要素が埋まってしまっているのが残念である。物語は息子を交通事故で亡くしたジェフは、目覚めると食肉工場の地下室にいた。扉を開けると、そこには鎖に繋がれた3人の男女。最愛の息子飲酒運転で轢き殺した男、犯人に軽罪しか与えなかった判事、そして事故を目撃しながら証言しなかった女。俺は、息子を殺した人間たちを処刑するのか?一方、医者のリンは誘拐され、連れていかれた地下室で、死の瀬戸際のジグソーと会う。彼の延命手術を成功させなければ、彼女にも死が待っている。こうして新たなるゲームが始まったと簡単に説明するとこんな感じで、さらに難易度ました、過激なまでの罠(トラップ)の数々が新しいゲームの中で、シリーズ1、2作目の謎かけが解き明かされる展開の超絶ソリッドシチュエーションスリラーとして制作されたものだ。
