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ソウ3のTEPPEIのレビュー・感想・評価

ソウ3(2006年製作の映画)
1.4
おそらくSAWシリーズはこの辺りから、「そういう路線」になった。記念すべき3作目はジグソウ殺人マシーンの最高傑作が表れるが、特にストーリーも進まず殺人ゲーム以外何もないのでそれを楽しめないと別に観なくてもいい映画。シリーズ中最もゲームが残酷だとファンの間では「殺人ゲーム」のエグさのみ評価されている。それもそのはず、クリアできねぇよ普通に。オチも正直取って付けた、まさに蛇足以外の何物でもなく…なんて酷評しているものの、4作・5作目よりは遥かに出来がいい。ただどうしてこうもストーリーテリングが退屈なのか。大風呂敷を広げるとはこのこと。リー・ワネルもジェームズ・ワンも見限ってしまったのだろうか、全く今後関わってくれない。開き直ってグログロゲームを展開しよう!という製作チームの意図はある意味では成功だろうが、やり過ぎもゲンナリする。
総評として「ソウ3」は残虐描写に苦しむだけでなく、ストーリー展開の限界を早くも見せてしまった見切り作である。どうでもいいけど、ジグソウは回を重ねれば重ねるほど、ただのワガママくそジジイであるという事実しかない。
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