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ゲド戦記のSYUのレビュー・感想・評価

ゲド戦記(2006年製作の映画)
3.0
2021/02/09
監督 宮崎吾郎

【闇は影に帰れ】

混沌に陥った世界を舞台に、心を病み王国を出奔した主人公の王子が、旅の途中で出会った賢者や1人の少女達と触れ合い、やがて世界を左右する戦いに挑んでいく様を描くスタジオジブリ制作によるファンタジーアニメ。

初めて見た時に、昔発売された宮崎駿の小説で、大好きで本も持っていた、「シュナの旅」にどこか雰囲気が似ていると感じた。

そのためか、個人的には思ったより面白かったという印象、作画の好き嫌いの評価は人によって分かれるところでしょうが、主人公とヒロインはどこか「もののけ姫」を彷彿とさせ、賢者役の菅原文太、悪役のキャラクターも立っている、とてもジブリらしい作品と感じました。

「テルーの唄」はとても素敵な曲、手嶌葵の声は心に染みます。

あの「シュナの旅」の本はどこへいってしまったのか、無性に思い出させる一本です。

鑑賞日2012年1月29日(日) TVロードショーにて
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