ゴン吉

ゲド戦記のゴン吉のレビュー・感想・評価

ゲド戦記(2006年製作の映画)
4.0
アーシュラ・K・ル=グウィンの小説を原作に宮崎吾朗監督が初メガホンをとったスタジオジブリのファンタジーアニメ-ション。

エンラッドの王子アレンは父親である名君の国王を殺し、家宝の剣を奪って逃亡する。
アレンは砂漠でオオカミに襲われたところを、大賢人の魔法使いであるハイタカに助けられ、彼と旅を共にする。
アレンはハイタカと旧知のテナーの家に身を置くことになり、そこで顔にアザのある人見知りをする少女テルーと知り合うが……

人には陰陽の二面性がある。
当初は何事からも逃げていたアレンが、ハイタカやテルーとの出会いを通じて成長し、前向きに考えるようになっていく。
それはいいことなのですが、国に戻ったら国王殺しの罪で極刑になるのではと、どうでもいいことを考えてしまった。
単なるハッピーエンドでなく、国王殺しの十字架を背負って生きていくことになるんでしょうね。
アレンには、これからの人生も陰陽が付きまとうのでしょう。 
作画は、描き込まれた背景に比べて人物動画があっさりしていてチープに感じられたのが気になった。 
少年の成長を描いた作品で、それなりに楽しめた。

地上波TVで鑑賞
ゴン吉

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