otom

さすらいの一匹狼のotomのレビュー・感想・評価

さすらいの一匹狼(1966年製作の映画)
3.8
トニーノ・ヴァレリの監督デビュー作だそうな。先日観た『ミスター・ノーボディ』と比べるとクオリティの差はかなりある。ものの、発破のお洒落な仕掛けや、爺さまの辺りのコミカルな演出、主人公の小憎らしいまでの策士っぷりはなかなか通ずるものがある。遠距離中心の基本的に超絶卑劣な奴ではあるけども、能ある鷹は何とやら。脳筋よりは話が盛り上がるので、良いのではないか。モリコーネ要素がないといささか寂しい。
otom

otom