ぬーたん

アメリカン・サイコのぬーたんのレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.7
評価が難しいね~。
当時も腑に落ちなかった覚えがあるけど、今観ても、何ともこりゃ。
この作品は、サイコパスを描きながら、コメディー。
恐ろしいけど、可笑しい。
ブラックジョークのサイコ。

今やゴッサムの街を守る正義の男、クリスチャン・ベイルが正反対のサイコパスの役。
この当時はまだ26歳位。
でも、今とあまり変わらない、老けてるというか落ち着きがあり、30代半ば位の風格がある。
しかも、鍛えた体が素晴らしく、後姿のお尻なんか、もうキュッと締まってた、最高でっす♪
そして、こんな変てこな役なのに、すっかりはまっていて、若い頃から役に対する努力をして来たことが分かる、怪演!

ベイル演じるのはウォール街のエリート、パトリック・ベイトマン。高級スーツに身を包み、女にヤクに酒を楽しむ。
同僚と、名刺や人気店の予約で争い、負けたら敵意を抱く。
友人とは形だけの、くだらない関係である。
それは、何だかみんな同じで、個性のカケラもない。

全てにおいて完璧な男現る、ポール役はジャレッド・レト。
まだ30歳位で、若々しい。出番が少なく残念だが、インパクトはある。
探偵役はウィレム・デフォー。
アクの強い個性あるお顔は、遠藤憲一に似てるwわろてんか。
パトリックの婚約者にリース・ウィザースプーン。若い、綺麗。

この映画、決して嫌いではない。
むしろ結構好きな類。
でもラスト、スッキリはしないのは確か。
それがまたいいのかもなあ。
ぬーたん

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