このレビューはネタバレを含みます
最初見た時はなにこれ？っていう感じでした笑笑 クリスチャンベイルがただただ人を殺して行く映画w ただ改めて見直すとすごい仕掛けがあるのではと笑笑
外向性が重要視される時代になって皆が外面的なマウントを取り合う中自分の個性って？って考えた時なんにもない！っていうのが白を基調とした生活感のない部屋などに見られているのがまずいいなと。
そして主人公視点の殺しは普通怖くないだろと思っていました。なぜなら物語で一番身近で近づいていくキャラだと思っていたからです。だけどこの映画の大したストーリー性の無いただ人を殺していく展開は主人公との距離を全く縮めない。というか中身が空っぽでそれを充足させるための行為が彼にとっては殺人だったわけで、むしろその空っぽさを露呈させるためのオートマティックで感情移入の全くできないストーリー構成なんじゃないかって思いました。それはかえって一番よく知れるはずの主人公ですら遠ざけてしまう怖さを内包して、現実に、すぐそばにいる人ももしかしたら？という恐怖を感じさせる素晴らしいストーリーなんじゃないかな？って思いました笑笑
クリスチャンベイルは死んだ魚のような目をするのが上手いなと笑笑 ゾッとしますよあの目つきは笑笑
