「アメリカン・サイコ」に投稿された感想・レビュー

踊る猫
踊る猫の感想・レビュー
2016/10/29
4.3
二度目の鑑賞になる。原作が重厚だった(悪く言えばしつこかった)のをかなりコンパクトに纏めたという感じで、初見の時はそのコンパクトさが物足りなくて「愚作」と決めつけていたのだけれど、なかなかどうして悪くないじゃないか。クリスチャン・ベールの演技が実に見事であること(あの肉体美!)、映画にしか出来ないスペクタクルな場面の演出も……いやこれは陳腐と言えば陳腐なんだけれど「計算された陳腐さ」の枠の中に収まっているので逆に作品を味わい深いものに仕上げていると思う。流石に小説のエンディングの絶望感まで生み出すことは不可能だったかな、とも思うのはないものねだりなのか。あとやっぱり欲を言えば(もちろんウィレム・デフォーの胡散臭い佇まいも良いんだけれど)全体的に地味であって、もう少しデーハーでも良かったかな、という。まあこれもないものねだりなのだろう。思わぬ拾い物、といった経験。
ちゅんじ
ちゅんじの感想・レビュー
1時間
-
冒頭の独白がすべてだと思う。
人の前ではいい人ぶるけどそこに自分はいない。そのことを誰も知らない。
自分の狂気を自分でもコントロールできてない。
いろいろうまくいきすぎてたからオチはある程度予測ついちゃったけど。
でも殺す前に楽曲の解説したり、謎の名刺バトルは笑った
Nozo映画抑え中
Nozo映画抑え中の感想・レビュー
3時間
3.8

このレビューはネタバレを含みます

クリスチャン・ベイルはカッコいいけど、あのセックスシーンはドン引きだった。
たくさんの人が一人の人間に殺害されてるのも怖いし、それが全て妄想だったと知るのも怖い。
ホモの人は少しウケた。なんか生き延びそうな気がした。
ももまま
ももままの感想・レビュー
4時間
-
クリスチャン・ベイルの怪演に圧倒される映画。
怖すぎます、勘弁してください。
えふのらん
えふのらんの感想・レビュー
1日
4.1
不眠症を抱えた賃金奴隷に成り下がっていないだけ保険屋タイラー・ダーデンよりマシじゃん悩みなんてないじゃん、と思いながらみたら買い物依存の果てに自己同一性を見失うし、猫をATMに入れようとしても誰も助けてくれないし、自己を表現するために同僚や娼婦の首をはねても権力が勝手に処理して投獄を阻止してしまうし、妄想ノートを書いたら秘書に覗かれるし、金融系YUPも苦労が多いのだなぁと感心した。
佐分花園大学音楽同好会5年目
2日
2.5
名刺バトルは必見。
おほんっ。
結構真面目なテーマもあるのです。
これは読解が難しいし、解釈の仕方もいく通りかあります。
私的にはウォール街の闇によって主人公の犯行すらももみ消されたのだと考えている。
しかし社会の無関心という考察もあるのでは?と思うのでまた見てみよう。

奴が、裸でやってくる。
hirokips
hirokipsの感想・レビュー
2日
3.5
現代社会の無関心っぷりをブラックユーモアでこれでもかと表現してる。
結構怖いけど、あまりに強烈なので観るべし。
ST
STの感想・レビュー
4日
3.6
まあまあ。ファイトクラブの殺人バージョンみたいなとこあるけどファイトクラブの方がおもろい
ミヤタ
ミヤタの感想・レビュー
4日
2.5
色々競って没個性化しがちなのも、仕事がないのも辛いよな。
豚
の感想・レビュー
4日
4.0
プライドと偏見にまみれた、若きエリートサラリーマンの裏の顔を描いたクライムサスペンス。
人間の二面性を軸に展開していく物語なのだけれど、クリスチャンベールの演技がいちいち面白い。
なんとなく、昔のトムクルーズを彷彿とさせる。

人の抱える闇と、鬱屈した社会の歪みがテーマで、パッと見はいわゆるサイコパスを描いた映画なのだと思いきや……ラストの展開がかなり衝撃的。
一瞬意味が分からなかったんだけれど、しっかり整理していくと事実が強烈に突き刺さる、まさにサイコな作品。

この映画自体がとんでもないブラックジョークのようなもので、笑うべきなのか、笑ってはいけないのかもはや判別がつかない。
「アメリカン・サイコ」というタイトルではあるけれど、一定水準以上の文化・情報技術を持つ国であればいくらでも言い換えることができるのまた、作品の持つ深みとテーマの真理性をよく表していると感じる。
逆に言えばこの映画を観て、感じたことそれがそのまま"自身の社会・環境へ対する関心"でもあり、映画を通した写し鏡のような構造になっている。
散々問題視されつつもないがしろにされがちな現代社会の皮肉性を、鮮やかな描写で落とし込んだ本作の重みが、クリスチャンベールの顔芸&肉体美とともに脳裏にグイグイと染み込んでいく。
真に恐ろしいのはほかの誰でもない我々なのだ、と。

ある種陳腐なテーマ性ながら、脚本・演出が非常にセンセーショナルなので、ほとんど気になりません。
個人的にはかなり響きました。
クリスチャンベールの存在感が圧倒的すぎて、彼なしではこの作品は成り立たないように思えます。

なんとなく、「ダークナイト」と似た何かを感じる。
観終わって「面白い!」と膝を打つというよりは、じわりじわりとテーマが浸透してくる、そんな不思議な魔力を持った映画。
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