ジョエル・シュマッカーが監督を務めた、1995年公開のシリーズ第3弾。
・後追い世代からすると本作が『リターンズ』を超えて大ヒットしたという話はかなり意外。
・ジョエル・シュマッカー版2作品はブルース・ウェインのソフト版吹替がどっちも竹中直人さんで、個人的にはこれが結構お気に入り。
・40分を過ぎた辺りでキャリー&ジョーンズの灰汁の強過ぎる演技が早くもしんどくなってきた。というかそもそも、この映画の灰汁の強さったらない。
個人的には違和感を覚える点・気に入らない点は多々あるのですが、ただ一方でバートン版とはまた違ったカルト感も薄々感じ取れる程度には楽しめました。むしろ、各所でくそみそに叩かれてしまった次作『Mr.フリーズの逆襲』は思いの外面白かったので、以降は作家としてのシュマッカーにも注目していこうかと思います。
シュマッカー版の2作って、「過度に濃い味付け」や「毒々しいルック」「人によって好みをはっきり二分させる攻めたスタンス」含め、いつも”モンスターエナジー”を連想するんですよね（ちなみに私はあれもダメです）。ただモンスターエナジーにも色々な種類がありますから、『Mr.フリーズの逆襲』がそうだったようにひょっとすると自分に合う一本が見つかるかも。
