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仮面の男のぉゅのレビュー・感想・評価

仮面の男(1998年製作の映画)
3.6
2020年 鑑賞
「パール・ハーバー」等のランダル・ウォレス監督の作品。
アレクサンドル・デュマ先生の「ダルタニャン物語」をベースに、ルイ14世と鉄仮面伝説、老いた三銃士の復活と活躍、王妃とダルタニアンの秘めた恋を描いた歴史娯楽活劇。

かつてルイ13世の下で勇名を馳せた “三銃士” は現役を退き、彼らと友情を交わしたダルタニアン(ガブリエル・バーン)は銃士隊長としてルイ14世(レオナルド・ディカプリオさん)に仕えていた。しかし、ルイは戦争によって国力を疲弊させ、貧困に喘ぐ国民を顧みない態度を示すなど、忠誠の対象となるには程遠い国王だった...

作品の前半の色が暗いシーンが多い。「グラディエーター」もそうだったが、中世の作品は、成り上がりや復讐が多い?
ディカプリオさんの1人2役。凄い!ルイは絵に描いた欲。強欲で、色欲・支配欲の塊。いい男、高貴な男の皮を被った、王であること、神に選ばれたというのを纏い、それをちらつかせ、傲慢に生きている、見下しクズ野郎だ!
一方、●●●ことフィリップは、ルイに比べ線も細いし、肌は真っ白。最初は同一人物と思えなかった!そして欲のかけらもなければ、今の状況もちゃんとわかっていないような雰囲気(●●に入れられたのも、出されたのも、よくわからないままだし)。
フィリップとルイが陰と陽。で、あるタイミングで切り替わるのだが、そこに作品の重要な “仮面” が出てくる。

三銃士やダルタニアンって、絵本とか、オマージュしたアニメでしか知らない。で、なんか若くてカッコいいイメージしかないが、この作品のおっさんになった三銃士もいいよね!歳をとって、苦労して、それでも取り戻したいという熱量がある...

実はルイとフィリップって... かつ、壮絶なライト展開!

三銃士を知らない?ミッキー、ドナルド、グーフィー。ちょっと違う?

1083(20-216)
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