このレビューはネタバレを含みます
上手に生まれる事が出来なかった事を逆恨みして呪いの力で八つ当たりする【ブラック・ジャック】のピノコみたいな設定の黒い少女を美人霊能力者が除霊するお話。どうやら【怪談新耳袋】の【ふたりぼっち】が元ネタみたいです。
【呪怨2(劇場版)】をオマージュした序盤の壁ドン演出から微妙。黒い少女に取り憑かれた少女を伽椰子の鳴き声で鳴かせたり、黒猫のマーを探す俊雄を唐突に出現させたり、【呪怨】シリーズとの繋がりを匂わせる無理矢理な演出が鼻につくのが残念。
とばっちりを受けて呪われる人々のエピソードも薄っぺらく、そんなのいいから黒い少女と美人霊能力者の対決に時間を割いて欲しいと思いました。クライマックスだけ黒い少女が白い少女になる意図もさっぱりわかりません。
とりあえず、美人霊能力者を演じた中村ゆりと勝村政信にセクハラされるOLを演じた中園友乃がタイプ。高樹マリアには出すものを出して欲しかったし、次原かなにはせめて水着姿になって欲しかったです。