らんらん

御金蔵破りのらんらんのレビュー・感想・評価

御金蔵破り(1964年製作の映画)
4.0
チンピラ生活の大川橋蔵は伝馬町の牢内で知り合った土蔵破りの名人片岡千恵蔵と親しくなり共に江戸城の御金蔵破りを計画する

まず城内に忍び込むため、大奥に出入りしている朝丘雪路を色仕掛けで落とし協力させる
だが同じく牢内で顔見知りであったやくざ青木義朗、その親分安部徹らが橋蔵らの動きに感づき御金蔵の強奪を企む
さらには長年千恵蔵を追っている目明し丹波哲郎も神出鬼没に嗅ぎ回る
果たして御金蔵破りは成功するのか!?その結末はいかに、、、なお話

良いですねー、久しぶりに普通に面白かった!
ストーリーがシンプルでわかりやすいし、御金蔵破りのお決まりのドキドキ、緊張感も好き
最後のオチもありがちだけど綺麗な終わり方、なんか洋画でありそうなスタイリッシュさを感じた

オープニングのセンスもやばい、オープニングで軽やかに?w牢内の過酷さを物語るの、牢名主がいて取り巻きがいて門番には賄賂渡して、新人はイジメられまくり尻を叩かれウ○コ喰わされて、狭いからって理由で殺されて、、、いやー凄かった、最初から軽やかにショッキング!

出演者では青木義朗が際立つインパクト、なんて顔してんのよw もう見るからに危険人物、額に「犬」とか刺青彫られてるし

さりげなく女優陣も良かった
朝丘雪路の色香が凄い、あの大川橋蔵が思わず押し倒しディープキスまでするなんてなかなか見られない
ありがちだけど最初は抵抗して力が入っている手が次第に力が抜けていって、、、ってのもグッド!
そういえば橋蔵と朝丘雪路ってリアルで付き合ってたとかなんかで見たような
その妹役北条きく子も好き、現代っ子みたいで魅力的、ビッチ役だけどw
出会茶屋での橋蔵と会うシーンなんか凄くいいなー、あの口に物を加えながら喋るしぐさ、それを橋蔵がおいしくいただく間接キスもなんかエロい

そして主演の橋蔵もなかなか
ナチュラルメイクの橋蔵の映画では一番良いかもしれない
ナチュラルなんだけど良い男、相変わらずモテモテ

最後に気になるのは、、、朝丘雪路忘れられてるじゃんw
一緒に来るか?後から迎えに行く(キリッ)!とか言ってたのに普通にスルーじゃん
駆け落ちした北条きく子と待田京介なんかも振り返ると登場してきた意味があまりないような

あと千両箱!すっごい重そうだったりのシーンが多いんだけど、たまに気を抜いて軽そうに持ってる、2つ持ちとかそんな持ち方できんのかよと
糞尿回収屋も「高貴な人たちは食べてるものが違うから重いんだ」とかで納得できる重さじゃないっしょww
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