みおこし

感激の町のみおこしのレビュー・感想・評価

感激の町(1941年製作の映画)
3.9
『少年の町』の続編。フラナガン神父はもちろん、ホワイティーやピーウィーなどの主要キャラクターも皆続投!少し成長したみんなに会えました。青少年向けの保護養育施設「少年の町」のその後を描いた物語。

個人的には前作よりもこちらの方が好きで、思わず泣いてしまうくらいには感動するシーンもいくつかありました...!
施設から巣立つ子供達もいれば、その引き取られた先で苦労する子供達もいたりと、なかなかドラマチックな展開。
しまいには少年院も絡んできて、間違った教育体制に神父が警鐘を鳴らすという超シビアな内容にもなるなど、決してファミリー映画とは一括りにできない印象でした。
足を怪我した少年を笑顔にするために、施設の子供達が一致団結するエピソードは特にホロリ...。前作から続く、神父とホワイティーの絆にもホロリ...。

そしてラストの卒業シーン。もうどんな映画も卒業シーンは反則ですよね、思わず毎回涙してしまいます。子供達の未来に栄光あれ、そんなフラナガン神父の想いが手に取るように分かってまた泣いてしまいました。

クラシック映画の中でも特筆すべき、感動的な名作。前作と合わせて、かなりおすすめです!
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