キモサベ

時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日のキモサベのレビュー・感想・評価

3.5
オリンピックの歴史は、映画の歴史でもあります
72年のミュンヘン・オリンピックの記録映画・・・ですが、そんな単純なものではありません
8人の監督さんによるオムニバス映画
その8人の錚々たる顔ぶれ、イコール時代を担う映像作家たち
アスリートたちの光と影
映画が総合芸術であることを教えてくれます
そしてこのような素晴らしいドキュメンタリー製作に”ゴーサイン"を出すドイツという国の寛容、寛大さに頭が下がる思いがしました
【本題】
ミロス・フォアマンが亡くなりました(2018年4月13日)86歳
アカデミー監督賞2回、チェコ出身
75年「カッコーの巣の上で」84年「アマデウス」は、今さら自分などが語るのもおこがましいので、あえて変化球勝負、この「時よとまれ・・・」を選ばせていただきました
【追伸】
監督ついでに市川崑
65年「東京オリンピック」は、監督の感性がまだ受け入れられなかったのか、試写版で国はNGを出し、修正を余儀なくされたといいます
記録か?芸術か?の論争を巻き起こしたそうです
ところが、本作品で市川監督は再びの起用となりました
"世界”は、ちゃ~んと見ているのですね
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