みしま

天安門、恋人たちのみしまのレビュー・感想・評価

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)
4.0
二重生活よりも若い頃のハオ・レイが見られて良かった。二重生活では妻、行く行くは未亡人みたいなものの寂しげな色気が凄まじかったが、こっちではどこか物事を客観的に捉えているが、大人になりきれていない瑞々しく有り余る生気を感じた。
若く、存分にセックスをする姿は見ていて気持ち良いし、それが我々青年期における自然な姿である気もした。
それは、決してその行為がタブーではないことを感じさせた。
後から調べて、天安門事件が背景にあることを知った。
学生の時に教わった覚えはあるが、名前しか覚えておらず恥ずかしい。
台湾映画を見始めて、歴史がバックグラウンドにあるストーリーが多く、それを知らず理解しきれていないと痛感している。
近年の邦画を見ていて単に楽なのは、そういうところかもしれない。
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