意外と天安門感が薄い。しかし期待以上に面白い。
中心に据えられたのは特異的な出来事ではなく、発起した中心の人間でもなく、何の気なしに参加した普通の大学生たち。だから共感したくなくても共感してしま…
政治的なことについては正直よく分からない部分もあれど、何故か映画に出てくる革命家って結構みんな「タバコをかっこよくスパスパくゆらせてお酒飲んで政治や映画芸術を語り合ってオシャレなかっこしてセックスに…
>>続きを読む「パリ、ただよう花」から見始めたロウ・イエ。手持ちカメラの不安定なゆらぎに心象風景を重ねる。ぐらついた視界にはだんだん慣れてゆく。自分のそれを重ねたりしながら。モノローグが多用されているせいか、どこ…
>>続きを読む天安門事件・東西ドイツの統一・冷戦終結・ソ連解体…80〜90年代にかけて“激動”の時代を駆け抜け、そのうねる潮流の中に浮かび上がる“激情”。どんなに身体を重ねても埋まらぬ孤独感に苛まれ、観てるこっち…
>>続きを読む恐ろしかった。
孤独を観る映画。
孤独が故に愛を求めるが、愛が孤独を深くする。
ひたすら孤独だ。
遠くのものを想いながら、此処に在るものに寄り添う。それは、此処に在るものへの裏切りか。
愛は…
予想してたほど政治色は強くなくて、静けさと激しさ両方を持ち合わせる生々しい性愛の映画だった。「天安門」というワードは必要だったのかな。原題のままにしても良かったような。重要なシーンであるかのように見…
>>続きを読むあの時なんであんな事言ってしまったんだろう…が激動の時代だとしても普遍的にあり続ける。時代は人を夢中にさせるくせにあまりにも呆気なくなげやりにもさせる。こんなに悲しい再会があることを私は知ってしまっ…
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