鍋レモン

ウォーターワールドの鍋レモンのレビュー・感想・評価

ウォーターワールド(1995年製作の映画)
3.9
⚪概要とあらすじ
ケヴィン・コスナー主演のSF未来アクション。

何世紀にもわたる環境破壊の末、地球の温暖化が進み、北極・南極の氷はおろか、シベリアの広大な凍土までが全て溶け、地球に大洪水が起こった。海面は上昇し、地表を覆い、やかて陸地は消えて世界はついに海の底に沈んでしまう。それから数世紀。かつて地球と呼ばれたこの惑星にはわずかな人間だけが残されていた。文明と共に漂流を余儀なくされた彼らは海中から引き上げられた既に消滅した世界の残骸から、巨大な人工の浮遊都市を築いていた...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“未だかつて誰も見たことの無い世界-”

「これもお告げなの?」

⚪感想
『新︰マッドマックス 怒りのアンダーウォーター(仮)』。

今作のテーマ曲が午後のロードショーのオープニングの曲を使っているのを初めて知った!!
午後のロードショーのオープニングは色んな作品の名場面が詰まっていて好きなので知れてよかった。
劇中で流れる曲が全体的にシーンと上手くリンクしている。

内容が圧倒的に水上版『マッドマックス2』。
セットが砂漠から海になっただけ。
心做しかケビン・コスナーがメル・ギブソンに見えてくる。

大コケした映画って聞いていたから期待してなかったけど思っていたよりは良かった。
それでもユニバーサル・スタジオ・ジャパンのショーアトラクションとして採用されているのが凄い。

制作費が1億7500万ドルだそうで、日本円に直したらもう...。
海の上にセットを作るなんてそりゃお金かかるよね。今ならCGがあるけれど。

ツッコミどころがかなり多め。
主人公と女性と女の子が仲良くなる段階が唐突。嫌ってたのにシーンが変わったら一緒に泳いでてびっくり。

ミュータント設定や海にいる化け物。
SFだからいいのかな...。

女の子エノーラの吹き替えがチョッパーの声を務める大谷育江さんだった。

ヘレン役の女優さんはどこかキャットウーマンの雰囲気だったのと、どこかで観たことあると感じたのは『氷の微笑』だった。

ケビン・コスナーはかっこいいのに水に濡れると髪が薄く見えてしまって残念。

当時としてはかなり迫力があって、海の上で凄い戦いが繰り広げられているんだけどそこそこ楽しめる。

お金を使いすぎていなかったら駄作ではなかったのではと思うけど、お金を使わなきゃあの世界観は作れないか。



⚪以下ネタバレ



なんで土地が沈んでいることをみんな知らないんだろうか。温暖化で氷が解けて、海水面が上昇したんだから当たり前に沈んでるだろうつわて思ったけど数世紀経っているからわかんないのか。
それでも語り継ぐ人いなかったの。
何故か主人公は知ってるし、主人公はなぜミュータントなのか分からないし、何年生きてるのかも分からない。
そして、土集め放題じゃない!?!?
それぞれの船にはライムやトマトがあるのに雑な扱い。どうやって手に入れたのか。土あるんだからもっと増やしてもいいと思う。もしかしたらあるのかもしれないけど。

色々と謎。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。

⚪パンフレット所持
鍋レモン

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