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DISTANCE/ディスタンスのinukoのレビュー・感想・評価

DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)
3.5
ドキュメンタリ性にこだわった演出で、ほとんどアドリブなんだろなというのがわかる。
役者の身体の落ち着かなさに驚いた。セリフが決まっていないというのは、これ程空気を不安定にするのか。セリフがあってこそ、安心してお芝居できるのだな。
かなりストーリー性の高い出来事を背景にしてるので、役者が出来事やシチュエーションを理解した上で、「自分ごととして」出てくる台詞のリアルさを期待したのだろうと思うけど、却って薄っぺらくウソに聞こえてしまう。
伊勢谷友介だけ、割と自由に呼吸しているように見えた。キャラクターがはっきりしている役だからなのか、そういう役作りを心がけたのか。
浅野忠信と井浦新は同じ作品の中で観たことなかったから気付かなかったが、わたしの中で任が似てるのか、どっちがどっちの役だか分からなくなって困った。
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