DISTANCE/ディスタンスの作品情報・感想・評価

「DISTANCE/ディスタンス」に投稿された感想・評価

ヒューマンドラマ???
凡人には良くわからない作品!
理解不能!
会話がよく聞こえなくて、あまりストーリーについていけなかった。
1番印象に残ったのは伊勢谷友介の海パン姿❤️
真面目な作品なのに、すみません。
fujiK

fujiKの感想・評価

3.8
「幻の光」「ワンダフル・ライフ」そしてこの作品、同じような色調、テンポで共通している。
この作品は明らかにオウム心理教問題を、加害者の家族を通して、現在も続いている社会の問題として捉えていると思う。
私たちの社会が欠けているものが、このような行動を起こしてしまう人間を生み出していく。決して他人事ではなく考えなくては。
真剣に信じて実行犯となる人間と、フラッと加わって逃げ出した人間、社会が現在でも、形は変えても生み出していることでは。

ラスト、井浦新の存在が理解できなかった。彼と「姉」の事が。彼女の好きだと言う花が二つ。
考えさせられる映画。
人間関係の距離感がうまく表現されていてすごいと思った。
Hana

Hanaの感想・評価

3.0
結局ラストの行為自体それも罪じゃないのか?
と思ったけど 笑
satomi

satomiの感想・評価

4.5
私の中でかけがえのない映画。
キャストの演技力の高さ、自然な空気感の演出力、リアルさの追求、現代社会の問題に向き合った作品。
どのシーンを切り取っても、心に突き刺さるような緊迫した雰囲気を演出しており、息を呑むような緊張感がある。
こんな映画を作れる是枝監督は日本を代表する超現実派の映画監督だと思う。
だいたい20年前の映画だってね〜

今でこそ、世界に通じる名監督
是枝さんの初期の作品なんですね。

なんとも変わってるではないですか〜
カルト教団にまつわる話というなら考えつくとは思いますョ〜
それが、こうなりますか?
こんな、ストーリーでいいんですか?

売れる、ヒットする。
は、なんか眼中にないような気がしますね。
映画監督として3作目だというなら、受ける。とか、全◯◯が泣いた!とかではないのでしょうか?

ざっと見て、キャストは凄いのですよ❣️
2019年となると映画一作の看板を張れる方々の揃っているのはどうしたもんでしょう。
この当時、是枝さんから声の掛かる、または選んでコレに出てられるから今があるのかしら?

う〜む・・・
そうして、パルムドール受賞があるのだね。
(^_^;)
人の関わりを淡々と突き付けてくる、、、
ERI

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3.4
2003年に一度観てるのだけど、WOWOWさんで初放送だったから再鑑賞してみる。

この当時のARATAさんと伊勢谷友介さんに当時のサブカル感をみてドキドキして。その脇を寺島進さんと夏川結衣さんっていうこれまたなキャストで、そのドキドキは何倍にも増す。そして元信者役に、浅野忠信さん。りょうさんも綺麗だなぁ。

キャストに手渡された台本は、本人たちが話す部分だけっていう実験的な撮り方をしていたらしい。是枝監督の長編映画3本目。取り扱っているテーマもカルト教団で挑戦的。西川美和さんも助監督でスタッフとして入ってたんだなぁ。


心理の箱舟、というカルト教団が無差別殺人を起こした。死者126人。水道にウィルスをまいて。実行犯は教団に殺され、教祖も自殺した。それから3年後の夏。

敦くん、勝くん、実さん、きよかさんは、実行犯の家族でいわゆる加害者家族。命日の日に集まり森で供養するのが毎年の恒例だった。帰り道、車を置いていた場所に行ったら、車が盗まれていて携帯も圏外で繋がらない。4人は途方に暮れてしまう。

そこに通りがかったのが元信者の坂田だった。彼らはどこにも行けず実行犯がアジトにしていたロッジに避難することにした。

そこからは思い出すしかなくなった。彼らと3年前の事件を起こした加害者との時間を。加害者なのか、被害者なのか。向き合うことになる。


カルト教団に傾倒していった夫のことを思い出すきよか。世の中が汚れているように見え始めた夫は、真理を掴みに行こうと妻を誘う。家族で修行をしたいという。妻はそんな夫にはついていけなくなっていた。最後に会った時、夫は靴を置いていった。それを今もどうしたらいいかわからずにいた。

水泳を教えていた勝の元に、兄は教団に入るために大学を辞めるという。自分の一生をかけて人の魂を治療することにかけてみたいという。その時、兄の進もうとしている道の大きさを理解できずにいた。兄と弟はまるで正反対で、明日出家するといって別れたのが最後だった。

実は、妻が新しい男を連れてきて苛立っていた。怒り狂う実とは真逆に、なんだか余裕の笑みを浮かべている。教団には心を許しあえる仲間がいて、家庭の中にはなかった生きがいをあると言う。引き留めようにも引き留められなかった妻と男を前に佇むしかなかった。

ひな菊の匂い袋を見つけた。

元信者で事件前にアジトから逃げ出した坂田は、その場その場で話をし、適当に生きている。なんとなく世の中から排除されこのカルト教団に逃げ込んだような彼は、真理を信じる他の信者たちとは違って見えた。ある意味、俗世と教団を行ったり来たりする一番つかみどころがなくて、なんとも奇妙な(ある意味とても怖い)存在となっている。

そんな彼が敦に尋ねる。「ところで本当は、君は誰なんですか?」実行者の一人である夕子の弟だといってこの会に参加していた彼は、本当は。

燃やす家族写真。そこには消したい父親の顔。この教団を作った教祖の息子なんだろう。彼は、加害者なのか、被害者なのか。

まるで観客に委ねるように、炎とともに映画は終わる。とても重たくてリアルで、目を背けたいのにそんなこと許してくれない、罪を、家族を、考えさせられる作品で、今の是枝さんの撮っているそれのあれこれがぶれずにそこにあった。

2003年のあの頃に見た感覚と、今と、少し違ったな。
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