Otun

ロッキー2のOtunのレビュー・感想・評価

ロッキー2(1979年製作の映画)
4.4
来年頭に公開の「クリード2」に向け、ただ今連れ合いをロッキー信者にするべくマインドコントロール月間。
1に続き、こちらロッキー2。

冒頭はパート1のラストであるアポロとの死闘から始まる。
私ほどロッキー教の敬虔な信者になると、もう、ここだけで号泣する。映画開始10分で号泣。我ながらお恥ずかしい42歳でありんす。
横に座る連れ合いの表情を覗いてみる。特に涙腺を刺激されている様子は、ない。
流石にまだマインドコントロール出来ていないか。私がそう思った次の瞬間。
試合の後、駆け寄って来たエイドリアンにロッキーが「帽子は?」と掛ける言葉を受けて連れ合い。
『第一声の「帽子は?」って言うのが、ロッキーの優しさであり、エイドリアンへの愛だね』。

そうだのよ。その通り。
皆さま。私の、マインドコントロールは着実に実を結びつつあります。ふふふ。

で、作品。久しぶりに拝見しましたが、パート2も大好き。ファイトマネーを手にしたロッキーの分かりやすいほどの調子乗り方。
買った高級車の運転の下手さ加減。やはり爆笑。

あまりに有名なエイドリアンの「win(勝って)」。
テーマソング流れちゃって、もうロッキーの単純さに笑っちゃうんだけど、笑っちゃうんだけど、でも、もう泣いちゃう。号泣しちゃう。

歪んで、悲しいニュースの多い、今の世の中。
こんな風に、笑っちゃうほど単純で、笑っちゃうほど純粋なものを、馬鹿にせず、私は生きていきたい、とそんな風に思うのです。
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