次男

ロッキー2の次男のレビュー・感想・評価

ロッキー2(1979年製作の映画)
3.6
ボクシングぜんぜんやる気ないし、生活力ないし無計画に散財するしなに言ってるかわかんない滑舌だけど、ロッキーが好きになる2だった〜〜。

1のときはあんなに雄々しかったのにね、なんかすごくピースフルな愛の男になってて。エイドリアンーエイドリアンーって。惚気かよって思いかけるんだけど、なんとも不器用で、愛しい。「1の激戦のあとあれだけ叫んでたみたいに、この人にとって、アポロ戦で手に入れた大事なものはエイドリアンだけなんだなあ」って。舞い上がってわけわからん散財して、ベロベロの滑舌で褒めまくって愛囁きまくって、ボクシング辞めてって言われたからどれだけ馬鹿にされても他の仕事探して、あんた不器用だね!!!

そんなロッキーが妙に好きだったから、好きで、あとなんだか健気で寂しくて、街も相変わらず汚いし、すごく良かったです。

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エイドリアン倒れたからって何日も産まれた子供ほっておいたりとか、目覚ましてすぐ「勝って!」とか、走ったらみんな付いてくる感じとか、練習そんくらいでいいの?とか、1の方が頑張ってたよね?とか、アポロの方がずっと苦しかったろうし頑張ってたんじゃないのかとか、思うことは多々あるけど、ロッキー本人のことが好きだったから大丈夫なんですよ。

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あ、牛肉捌くあの仕事を、お気にのハット被ったまま、お気にの虎ブルゾン着たまま、お気にの小型犬用首輪ブレスレット付けたままでやるのは本当にどうかと思うしそれで抱きつかれるエイドリアンの身になってほしいと思った。
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