すごく淡々と、主人公たちが笑もせず、かっとなることも表情を出さずに話が進んでいく。
人を撮らずに、小さい空間の部屋だけ撮ったり、間を置くみたいな感じが個性的な映画。
とことんついていない、男性の話。そしてすべて受け止めてしまう人。
やさしいのかいろいろな事を諦めているのか、なにせ無表情だから読み取れない。
けど読み取れるような、どっちやねん、て感じだけど、
不思議で寂しげな映画だった。
主人公が不幸せなときは場面が真っ暗になり、区切られる。
無理につなげない感じがすきだなぁ。
最後はほんのすこーしだけほっこり。
あれだけひどい目にあっても希望を捨てない彼の不思議など根性。それが一番シュールかも。