Risa

街のあかりのRisaのレビュー・感想・評価

街のあかり(2006年製作の映画)
3.9
今回も可愛い犬が出て来ます。
長さも絶妙で ありがたい

そして、犬の様に従純な男。
負け犬とまで言われてます。

確かに彼は寂しい小さな男。
だけれども、彼に恋する女の気持ちも分かります。冷たく窓閉めるところ 可愛いのなんの。どうしようもない人達です。

世の中、善良な人間が牢に入ることもありますし、善良な人間が報われないこともあります。従純ですが、馬鹿正直とは違いました。ぶれることの出来ない人。

考えが煮えかえり、怒りに震えてナイフを持つことだってあります。

どうしようもない人間とされて生きているんですが、ちゃんと見ている人は見ているので、うるっと。
この人は 悪さをする様な人間では無いと言うことを分かっている人達が居てくれます。
街のあかりのように 心に 灯りが灯るなぁ。

レジで最高に嫌な顔をする いつものメンバーにも ほっこり (笑)

刑務所での ネイビーに赤の細ストライプの囚人服パジャマが可愛いです。

カウリスマキは いつも どんな底辺な人でも、向き合うと 魅力が見えてき、それが人の味だと教えてくれます。

そういえば、学生の頃、一人暮らしの家で作ったごはんを近所のホームレス男に分け与えるような友人(女)がいました。そういう事って、誰でも出来ることじゃ無いんだよね。当時10代の女の子よ。危険も伴うし。学生の頃ってお金も無く、食費にも余裕無いし。
私が風邪引いた時(恐らくインフルエンザ)に彼女の家でごはん作ってもらって面倒見てもらったこともあります(迷惑極まりない)。お金が無くて ごはんを食べに行ってたことも、、etc.(私の方がそのホームレスより底辺、、)

私は ホームレスにそういう事出来ないのでレジで最高に嫌な顔をするでしょう。
綺麗事はいくらでも言えるけど、何も言わず、当たり前に 困った人に手を差し伸ばすということは 意外と誰にでもは出来ません。

と言う訳で、人の心にあかりを灯せる人に私もなりたいです。街のあかりに。