【JIM JARMUSCH Retrospective 2021】で観てきたよ。
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地球上の5つの町で、同時刻、5人のタクシードライバーを主人公にしたオムニバス。
こんな風に日常を切り取るなんて！と、すごい惹かれるのに、ジャームッシュ監督とは相性悪いのか。好みとか話題が合うのに、笑いや感動のツボがズレている感じ…おかしいなぁ。
大好きなベニーニのところでは、眠くなってしまった。なぜ？（ベニーニ喋り過ぎ！？）
その場では消化しきれなくて、私の中に残ったこのモヤモヤを後からゆっくり噛み締める…で、眉根を寄せたり、困った顔になったり、ニヤニヤ笑う私がいる。ロスの話が一番好き。
やっぱりまた違う作品観てみようかな…。
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=STORY=
ロサンゼルス:
車の整備士になりたいと語るまだ10代の女の子運転手が、ハイソなキャリアウーマンを乗せたら、お互いの内面がチラ見えして…。
NY:
この街にきたばかりで、道もわからず、運転がド下手くそな初老の男。そのタクシーに乗ってしまった心優しい世話好き黒人青年。
パリ:
運転の荒い若い運転手。同じアフリカ系の乗客2人の人種差別発言にキレて、夜中の町に2人を置いてけぼりにする。その直後、盲目の女性客を乗せるが…。
ローマ:
めっちゃおしゃべりな運転手のタクシーに乗ってしまい、延々と懺悔を聞かされる神父さまのさらなる不幸。
ヘルシンキ:
飲んだくれ3人男を乗せ、泥酔状態の1人が今日いかに不幸だったか聞かされる運転手。でもその運転手が自身の不幸話を語ると、車の中はしんみりしてしまう。
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もう2度と会わないであろうドライバーと乗客の、出会いが起こす化学反応の妙。
地球という同じ星、同じ夜空の下。タクシーは走る。それぞれの生活と人生をのせて。
