このレビューはネタバレを含みます
再鑑賞、ジャームッシュ映画でも1、2を争うくらい好き。夜とタクシー運転手と客の会話がコンセプトのオムニバス映画。ロス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキをタクシーで旅する小ロードムービーでもある。トム・ウェイツの「Back in the Good Old World」が流れるオープニングも場面切り替えの時計と地球儀の演出もお洒落で大好き。
ロス編は昔観てウィノナのボーイッシュな佇まいにすごく憧れた。NY編は微笑ましくて愛おしくなるけどヨーヨー達と別れた後に途端にNYが危険に見えるとこも含めて好き。パリ編は盲目を演じるベアトリス・ダルの気の強さがすごく魅力的。ローマ編は笑うに笑えないブラックさ。神父の目を閉じさせたのにすぐ開いちゃう所が好きピカーンの効果音がずるい。ヘルシンキ編はカウリスマキ繋がりでマッティ・ペロンパーが出演。朴訥とした口調で語るミカの悲しい過去、酔っ払い客たちの素直さ。景色は寒々としてるが夜明けと共に優しい余韻が包み込んでいく。