91年の作品。なんとなく手にとって観たらびっくり。ものすごくセンスが良くて、心地いい短編繋ぎ作品でした。
ロス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキを舞台に、タクシーの運転手と乗客が作り出す空間を切り取ったストーリー達。
おしゃれでそしてリアルな車外の街並み。そして車内のタバコだったり、言い争いだったり、酔っらぱらいだったり…パリ以外の出てくるほとんどの都市は行ったことないのですが、この空気感というか、明朝四時、五時、のグダグダ感。なんだか匂いまで感じそうな、あるある感。
この映画の心地良さは、そんな臨場感をしっくり感じられるところでしょうか？
どのストーリーも印象的だけれど、ウィノナライダーの可愛さと、盲目女性の表情と言葉。
あとはニューヨークのヘルムートとヨーヨーの二人組が最高に好きでした。
