肉鹿

HOUSE ハウスの肉鹿のレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
3.9
7人の女子高生が夏休みの旅行で向かったのは田舎の洋館。親戚の伯母が1人で住むという広々とした館で過ごすが、ひとりまたひとりと姿を消してゆくのだ。

とんでもない映画!
世界観すごすぎて、もう面白いのかつまらないのかすらもわからなくなるっていう体験をさせてくれる監督はそれだけで才能の塊だと思う。
考えながら見るとかバカらしくなるこんな浸れる世界を作り出した大林監督すごすぎです👏

生首がフワフワ飛んだり、口の中から目玉ギョロギョロしてたりと、いちおうホラーとしても見れるけど独特の映像表現でまったく怖さはなくて怖いのが苦手な人も安心!
古臭くて安っぽいのが味になってて、いま見ると最先端なんじゃないかとすら思えてくる辣腕ぶりでかっこいい!
特にピアノに食べられちゃうシーンが好き😆
なにがなにやらで観客の日頃の悩みとかも吹っ飛ぶ出来でしたw

女の子たちもこの世界観のおかげで演技が上手いのか下手なのかもわからなくなってて、これなら下手でもバレないからある意味優しさ感じますw
それに付けられるあだ名が等しくみんないじってきてるようなあだ名で、本当に仲のいいグループみたいで微笑ましかった🥰でもセンスすごすぎて笑うけどねw

意外と奥深い設定や切ない出来事もあるみたいだけど、はじめて見る時はそんな細かい部分絶対目に入らなくなる映画。
肉鹿

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